工場勤務のメリットとデメリットを労働環境を考える衛生管理者が解説

工場勤務のメリット
がんばる男性

工場で働くことに興味があります。
工場勤務のメリットってなんでしょうか?

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事でわかること
  • 工場の仕事内容
  • 工場勤務のメリット
  • 工場勤務のデメリット

 

こんにちは。

この記事を書いている かとひで です。

私はこんなひと。

この記事を書いているひと
かとひで
  • 1975年生まれ、高卒
  • 第1種衛生管理者を一発合格
  • 製造業で安全衛生に携わること15年
  • 現役の衛生管理者

工場で働くことって、どんなイメージがありますか?

いまだに、「きつい、きたない、きけん」の3Kを想像する人が多いのではないでしょうか。

実際に工場勤務は3Kなのでしょうか?

改善されて働きやすい職場になったのでしょうか?

15年間勤めている経験から、工場で働くメリットはたくさんあると感じています。

この記事では、工場勤務のメリット15個を紹介しています。

メーカーで働きたい人や、転職で工場勤務も考えている人には、ご参考になると思います。

目次

工場勤務のメリットとデメリットを労働環境を考える衛生管理者が解説

工場で働くことは、メリットがたくさんあります。

未経験から働くことができ、低コストで過ごすことができるので、とても経済的だからです。

たとえば、「経験が積める」「資格取得ができる」「寮完備、食堂が安い」など、他にたくさんあります。

長年、工場で働いて私がメリットだと感じることを、この記事で紹介しています。

〇工場勤務のメリット15選

  1. 未経験でも働ける
  2. たくさんの資格が取得できる
  3. 給料が高い
  4. 規則正しく仕事ができる
  5. 提案制度で小銭が入る
  6. 完全週休二日制が多い
  7. サービス残業がない
  8. 副業がしやすい
  9. 寮完備、食堂のご飯が安い
  10. 冷暖房完備の職場が多い
  11. きれいで自動化された職場が多い
  12. 接客がない
  13. 私服で出勤できる
  14. 車で出勤できる
  15. 有給休暇が取りやすい

工場勤務の仕事内容

工場の仕事は、多くの部門で成り立っています。

発注した部品の入荷から製品出荷まで、各部門が責任をもって、製品完成まで取り組んでいます。

工場の仕事内容は、大きく分けて下記の流れで進んでいきます。

〇工場の仕事の一連の流れ

  1. 入荷品の荷受け
  2. 部品の受入検査
  3. 部品の入出庫
  4. 製品の加工・組み立て
  5. 完成品のピッキング
  6. 出荷業務

 

あなたが工場で働きたいと考えていて、さらに詳細を知りたいのであれば、「工場勤務の仕事ってなにするの?」をご覧ください。

工場勤務のメリット

未経験でも働ける

工場勤務で募集されている求人は、「未経験からでも大丈夫」ということばが入っているものが多いです。

なぜなら、工場での仕事内容を未経験者に対しても、教育する体制が整っているからです。

たとえば、OJT教育や新人教育システムなどが工場には根付いています。

※OJTとは、「On The Job Training」の略で、「仕事を通じながら徐々に訓練していく」という考え方です。

大企業や中小企業のメーカーの工場は、この「初心者に仕事を通じて、丁寧に教える」という考え方が基本にあります。

ですので、工場勤務に興味のある方は、安心して求人に募集して、安定した収入を得ることができると考えます。

たくさんの資格が取得できる

工場で働くと、たくさんの資格を取得するチャンスがあります。

なぜなら、各種資格がないと取り扱えない作業や、処理できない事務仕事があるからです。

資格名必要な場面部署名
フォークリフト 荷受け、配送、出荷作業資材部、倉庫部、出荷センター
QC検定 工程管理、品質関係全般品質管理部
衛生管理者 50人以上の事業場に設置義務安全推進部、各事業所代表者
有機溶剤作業主任者 有機溶剤を使用するとき製造部
電気工事士 電気配線、交換作業工事部、コンサルティング部

工場が必要だと判断した資格取得に対しては、通信講座費用や受験費用を工場が面倒見てくれる場合がほとんどです。

あなたが手に職を付けたい、衛生管理者や電気工事士などの国家試験にチャレンジしたいのであれば、工場勤務は恵まれた環境だと言えるでしょう。

あなたの未来を明るくするために、工場で働きながら、勉強を続けていきませんか。

給料が高い

工場勤務は、たとえ学歴が高くない高卒や中卒の人でも、高給取りになる可能性があります。

なぜなら、資格取得による手当や、経験やスキルアップによる昇進があるからです。

夜勤のある工場勤務は深夜手当が付き、危険性が高い作業は、さらに高額な手当が付きます。

若くて体力に自信があり、高収入を得たいなら、工場勤務では実現できます。

規則正しく仕事ができる

工場勤務のメリットは、規則正しい時間枠で仕事ができることです。

なぜなら、始業時間や休憩時間・お昼休み、終業時間は、きっちりと決まっているからです。

工場勤務は規則正しい

  • 始業時間:9時、昼食:12時、終業時間:5時
  • チャイムが鳴ると、作業途中でも仕事を切り上げられる
  • 毎日の生産計画があるので、定時できっちり作業が終わる
  • 終業チャイムと同時に一斉に帰る準備が始まる
  • 時間オーバーして作業を続けることはない

工場は生産計画が決まっていますので、無理のない作業を基本とします。

営業部や接客業などの相手に合わせて仕事をするのではないので、工場勤務は誰かに左右されることはありません。

だいたい、その日の終業30分前から明日の仕事準備と清掃に取り掛かり、一日が終了していく感じです。

モノづくりの現場では安定的に作業することが必要なので、一定の決まったリズムで時間が進みます。

提案制度で小銭が入る

工場勤務では、給料のほかに、収入が入る場合があります。

工場の業務改善活動として、提案制度というものがあります。

提案制度とは、仕事をしながら思いついたアイデアが評価されると、会社から報酬金が出る制度です。

〇提案の効果

  • 現場の作業効率が向上した
  • コストダウンにつながった
  • 整理整頓ができた(5S活動)
  • 安全に作業ができるようになった
  • 時間短縮になった
  • みんなのモチベーションが上がった

 

1件は少額でも、年間何件もアイデアを出せば、給料とは別に良いお小遣い稼ぎになります。

また、1年間で最も効果の高かった提案や、件数が多かった人に対して、年間最優秀賞として別途もらえることもある。

給料とは別に自分のアイデア次第で、収入を得ることができるのも、工場勤務だからこそ。

完全週休二日制が多い 、年間休日数も多い

工場勤務者は、土日祝はほぼ休むことができて、長期休暇もあります。

工場があるメーカーは、接客業と違い、完全週休二日制を導入している場合が多いからです。

ゴールデンウイーク・お盆休み・年末年始が長いのは、こんな理由があります。

〇メーカーの工場が長期休暇が多い理由

  • 大掛かりな設備を停止させ、メンテナンス期間にあてるため
  • 設備を通常稼働させるために時間がかかるから

 

長期連休は、平日5日を土日で挟んで、9連休や11連休は普通に実現します。

長期連休の多さと長さは、いつも同級生や親や家族にびっくりされるぐらいです。

一回この長期連休を体験すると、メーカーの工場勤務は居心地が良すぎます。

海外旅行や家族と一緒の時間を満喫できるので、とても素敵です。

サービス残業がない

メーカーの工場ではサービス残業という概念はありません。

工場で作業をしている人たちは、チャイムと同時に動くので、終業のチャイムが鳴ればそこで終わりです。

基本的にはその日の生産計画があるので、作業時間はあまるぐらいに設定されています。

ですので、ほとんどが定時で仕事は終わります。

急ぎの仕事が残った場合でも、残業代はきっちりつけることができます。

転職サイトやハローワークの求人などに記載されている工場の勤務時間欄は、おおむね忠実に記載されています。

営業職・販売業は、転職サイトの勤務時間欄の時間は、あてにはならないです。

得意先回り、飛び込み営業やサービス業は、相手のあることなので、どうしても労働時間はオーバーしてしまいます。

その点、工場勤務に関しては、時間通りの仕事で収まります。

仕事に振り回されることは特にありません。

副業がしやすい

工場勤務は、副業をしようと思えば、容易にできます。

なぜなら、朝起きる時間も仕事が終わる時間も毎日同じだから、決まった時間を確保できるからです。

さらに、長期休暇や有給休暇も取りやすいので、自分の時間にあてやすいのが最大のメリットですね。

終身雇用制度が崩壊した現在では、趣味や特技を生かした副業も身を助けるために必要になっています。

工場勤務では、決まった時間を確保できるので、副業を始めるのには最適な職場だと言えるでしょう。

寮完備、食堂のご飯が安い

住み込みで働けるように、寮が完備されている工場もあり、手元にお金がない場合にはとても助かります。

合わせて、食堂のご飯がとにかく安く、お昼一食200円からあります。

さらにお茶は無料で、ごはん・おかず・味噌汁付きでとても安く提供してくれます。

なぜなら、工場で働く従業員に対して、会社が福利厚生費として支出しているからです。

都心の事務員や会社員は、昼食にかかる費用として500円~1000円になり、お昼代だけでもバカになりません。

出費がかなり抑えられ、住宅代や飲み物・食事が安いのでとても経済的。

自分で弁当を作るより、食堂で食べる方が安い場合がほとんどで、弁当を作る手間を省けるのも助かります。

冷暖房完備の職場が多い

昨今、きつい現場では誰も働かないので、冷暖房完備の職場が一般的。

モノづくりの現場で扱う製品によっては、「暑い・寒い」はあります。

しかし、働く人に対してのフォローは万全であり、スポットクーラーや暖房機器が備えられています。

暑さ・寒さ対応は、上司や先輩へ相談すれば、工場側が準備してくれます。

暑いとき

  • スポットクーラー
  • 冷風機
  • 冷風ジャンバー
  • 速乾性シャツ
  • 水分補給

寒いとき

  • 暖房器具
  • 防寒着
  • 防寒安全靴
  • カイロ

きれいで自動化された職場が多い

工場の職場が「きつい、きたない、きけん」というのは昔の話。

今どきの工場は、きれいで自動化され、安全な職場が一般的です。

〇工場の今

  • 重たいものは人が持たない → ロボットが運ぶ
  • 生産ラインはゴミひとつ落ちてない → 清掃が徹底されている
  • 工場内は安全意識がとても高い → 安全に対する教育が行き届いている

テレビや紙面で、工場のイメージがかなり改善されてきていますが、想像以上に働きやすい職場になっています。

接客がない、電話対応がない

接客や電話対応は、ほとんどゼロなので、人付き合いが苦手、人見知りな人は仕事がしやすいでしょう。

なぜなら工場勤務は、モノづくりが中心になりますから、作業にかかわる人たちぐらいしか仕事の話はしないから。

上司の言うことは聞く必要はありますが、作業に慣れれば自分のペースでできます。

来客や、電話での注文やクレーム対応など面倒なことはないので、お客さんに振り回されることはありません。

人付き合いに苦手意識がある人や、人見知りが激しい人にとっては、工場勤務が居心地が良いでしょう。

私服で出勤できる

工場への通勤は、私服で通勤することができます。

なぜなら、工場は山を切り開いた工場地帯にあるので、交通の便が悪い場合がほとんどです。

車通勤が一般的で、私服で出勤して、工場に着いてからロッカーで作業着に着替えることになります。

工場から帰宅するときは、私服でそのまま買い物や遊びに行けるので、用事はその日に済ませることができます。

工場勤務は、支給された作業着で仕事するので、私服が汚れたり破れたりすることはありません。

安全靴も支給されるので、自分の靴がすり減ったりしなくて済みます。

車で出勤できる

工場へは、毎朝通勤ラッシュで混んでいる電車に乗ることもなく、雨の日でも車で楽々出勤できます。

なぜなら工場は都心から離れた場所にあり、交通の便が悪いからです。

ですので、現場で働く人は、車で来れる範囲の地元の人が多いです。

駐車場は、工場の中にあるか、近隣に会社が借りている場所があるので、通勤で歩く時間はほぼなしです。

〇車通勤のメリット

  • 通勤ラッシュで満員電車に巻き込まれない
  • 雨の日でも傘を差さずに工場に着ける
  • 暑い日でもエアコンで涼しく出勤
  • 寒い日でも暖かい
  • 電車の帰る時間を気にしなくていい
  • 主婦なら帰りに買い物できる

有給休暇が取りやすい

メーカーは労働組合が強いので、仕事している人に対しては、とても働きやすい労働環境になっています。

最も顕著に出ているのは、有給休暇が取りやすいことではないでしょうか。

営業や接客業のノルマがある仕事や、変わりの人を立てられない仕事では、休みたくても休めないですよね。

工場勤務の業務は、誰でもできるように標準化されているので、一人抜けても回るようになっています。

あらかじめ有給休暇を申請していれば、まず問題なく取得できる状況になっています。

〇有給休暇が取りやすいのはとても便利

  • 子供の風邪や熱などの急病
  • 電化製品のトラブル
  • 体調不良
  • ぎっくり腰

 

有給休暇を取得して休むことができるので、無理なく安心して仕事ができます。

工場勤務のデメリット

工場勤務において、メリットばかりではなく、デメリットも当然ありますので紹介しておきます。

×工場勤務のデメリット8選

  1. 汚れる現場がある 
  2. 重たいものを運ぶことがある 
  3. 夏は暑く、冬は寒い現場がある 
  4. 単純作業が続く 
  5. 立ち仕事が多い 
  6. 危ない仕事がある  
  7. 若いうちから現場を任されるプレッシャー 
  8. おしゃれができない 

【まとめ】

工場勤務は、とてもたくさんのメリットがあります。

メリットだけではなく、長期的に働く環境が整っていて、相性が合えばとても居心地の良い職場だと思います。

デメリットもあるのですが、それ以上に工場勤務のメリットや働きやすさが上回っていると感じているので、紹介させていただきました。

〇工場勤務のメリット15選

  1. 未経験でも働ける
  2. たくさんの資格が取得できる
  3. 給料が高い
  4. 規則正しく仕事ができる
  5. 提案制度で小銭が入る
  6. 完全週休二日制が多い
  7. サービス残業がない
  8. 副業がしやすい
  9. 寮完備、食堂のご飯が安い
  10. 冷暖房完備の職場が多い
  11. きれいで自動化された職場が多い
  12. 接客がない
  13. 私服で出勤できる
  14. 車で出勤できる
  15. 有給休暇が取りやすい

×工場勤務のデメリット8選

  1. 汚れる現場がある 
  2. 重たいものを運ぶことがある 
  3. 夏は暑く、冬は寒い現場がある 
  4. 単純作業が続く 
  5. 立ち仕事が多い 
  6. 危ない仕事がある  
  7. 若いうちから現場を任されるプレッシャー 
  8. おしゃれができない 
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