
電気工事士2種の費用って結構高いよな…



電気工事士2種の免許取得の費用って総額いくらなの?



損しない選び方を教えて!
- 申し込み費用
- 筆記試験の参考書
- 筆記試験の過去問
- 技能試験の参考書
- 練習材料セット選び
- 工具セット選び
- 便利ツールを活用しよう
- 通信教育を利用する場合
- 免状交付の申請方法
こんにちは。
この記事を書いている かとひで です。
私はこんなひと。


- 1975年生まれ、高卒
- 第二種電気工事士を一発合格
- 電気メーカーに携わること15年
電気工事士2種は、人気国家資格ですが、かなり費用のかかる資格としても有名です。
申し込み・免状交付申請代が約15.000円で、別途テキスト代や練習用の電線と器具、工具代がかかります。
私はあまり調べずに購入してしまい、すべて合わせると10万円近くかかってしまった苦い経験があります。
本記事では電気工事士2種の学習で、損をしたくないとお考えの方へどれだけ費用がかかるのか解説しています。
【電気工事士2種の費用は高すぎる!?】損しない選び方を解説します


費用面は、独学と通信講座の場合で異なりますので、あなたの学習スタイルを考慮してご検討ください。
独学の場合にかかる費用
独学で学習するスタイルなら、費用は50.000円前後になります。
参考書や過去問・練習用の材料セット・工具など、すべて自分で選ぶ必要はあります。
練習材料セットの回数(1回分~3回分)を選ぶことにより、費用は変わります。
独学の場合 | 金額 |
---|---|
申し込み費用(ネット) | 9.300円 |
筆記対策(参考テキスト) | 2.000円 |
筆記対策(過去問題集) | 2.200円 |
技能対策(参考テキスト) | 2.000円 |
技能試験工具セット | 12.000円 |
技能試験材料セット(1回分) | 15.000円 |
免状申請費用 | 5.300円 |
合計 | 47.800円 |
通信講座の場合にかかる費用
通信講座は、「筆記試験のみ、技能試験のみ」などの受講の方法を選べるので費用は変わってきます。
某有名企業の通信講座の一例ですと、筆記・技能あわせて約60.000円になります。
他に工具代や申し込み費用、免状交付申請代などかかり、全部で86.600円前後です。
通信講座の場合 | 金額 |
---|---|
申し込み費用(ネット) | 9.300円 |
筆記対策(テキスト、過去問) | 30.000円 |
技能対策(テキスト、練習材料1回分) | 30.000円 |
技能試験工具セット | 12.000円 |
免状申請費用 | 5.300円 |
合計 | 86.600円 |
申し込み費用【電気工事士2種の費用は高すぎる!?】


第二種電気工事士は、インターネットと書面での申し込みがあります。
- ネット申し込み:9.300円
- 書面申し込み:9.600円
受験者数が多いことや、処理効率化に伴って、インターネット申し込みを推奨されています。
下記の記事で、アカウントから作成する手順を画像付きで解説していますので、参考にご覧ください。
筆記試験の参考書選び


電気工事士2種の最初の関門になる、筆記試験の参考書(テキスト)が必要になります。
●筆記試験の参考書を選ぶときのポイント
- レイアウトのバランスが良い
- カラー写真や図形、表が多いもの
- 頻出度の高い重要用語がわかりやすく解説
- 単元ごとに過去問の例題がある
- ワンポイントアドバイスが記載しているもの
- 別冊や付録が充実しているもの
筆記試験の参考書にかかる費用は、2.000円ぐらいといった感じです。
出版社 | 価格 | テキスト&問題集 |
---|---|---|
ツールボックス社 | 2.090円 | ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格 |
技術評論社 | 2.090円 | 合格への最短ステップ 第二種電気工事士試験完全攻略 筆記試験編 |
TAC社 | 1.980円 | みんなが欲しかった!第二種電気工事士筆記試験の教科書&問題集 |
翔泳社 | 1.980円 | はじめての人でも受かる!テキスト&問題集 |
SBクリエイティブ | 1.163円 | いちばんやさしい 第2種電気工事士 最短テキスト&出る順過去問集 |


参考書を選ぶポイントとランキング形式で解説していますので、詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ。
筆記試験の過去問選び


種電気工事士2種の筆記試験は、過去問題集の類似問題や数値を変えただけの出題が多く見られます。
ですので、過去問をどれだけ繰り返すかによって、合格率が変わってくると言っても良いでしょう。
●筆記試験の過去問題集を選ぶポイント
- 解答解説がわかりやすいか
- 重要ポイントのまとめはあるか
- 適切な期間の過去出題問題が掲載されているか
- 本試験問題を想定できているか
- 答え合わせはしやすいか
過去問題集
筆記試験の過去問題集にかかる費用は、1.650円~2.200円といった感じです。
出版社 | 価格 | 過去問題集 |
---|---|---|
技術評論社 | 2.200円 | 第二種電気工事士試験 筆記試験 過去問題集 |
オーム社 | 1.650円 | 第二種電気工事士筆記試験 標準解答集 |
電気書院 | 1.650円 | 第二種電気工事士筆記試験 模範解答集 |
筆記試験の過去問題集をまとめた記事は下記になります。
過去問ハンディ版
持ち運べる小さなサイズのハンディ版は、通勤時間や昼休みのスキマ時間に確認しやすくて便利です。
●ハンディ版を選ぶポイント
- 持ち運べるサイズであること
- 問題と解答解説が見開きページ
- 頻出度の高い点数が取りやすい問題が最優先
- 科目ごとにまとめられている
ハンディ版にかかる費用は、1.000円~1.650円といった感じです。
出版社 | 価格 | ハンディ版 |
---|---|---|
ツールボックス社 | 1.078円 | すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし! |
TAC社 | 1.650円 | みんなが欲しかった! 第二種電気工事士 筆記試験の過去問題集 |
成美堂出版 | 1.320円 | 詳解 第二種電気工事士 筆記試験過去問題集 |


ハンディ版の詳細記事は下記からどうぞ。
技能試験の参考書選び


技能試験の参考書は、候補問題13題の進め方、欠陥のポイントが写真でわかりやすくなっています。
YouTube動画で手順方法を確認しながら、参考書の写真で把握する方法がおすすめです。
●技能試験のテキストを選ぶポイント
- カラーで配線方法や完成写真が見やすい
- 欠陥の判断基準が理解しやすい
- 実際の試験を再現しているレイアウト
- 複線図や施工の手順がわかりやすい
- 別冊や付録が充実している
技能試験の参考書にかかる費用は、1.320円~2.090円といった感じ。
出版社 | 価格 | 技能試験テキスト |
---|---|---|
ツールボックス社 | 2.090円 | ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験すい~っと合格 |
電気書院 | 1.320円 | 第二種電気工事士技能試験候補問題丸わかり |
オーム社 | 1.320円 | 第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答 |
TAC出版 | 1.980円 | みんなが欲しかった! 第二種電気工事士 技能試験の完全攻略 |
技術評論社 | 2.090円 | 第二種電気工事士試験 完全攻略 技能試験編 |


技能試験の練習材料セット選び


電線と器具の練習用材料セットは、電気工事士2種の中で一番費用がかかりますので、慎重に選んでください。
各販売メーカーの特徴
各メーカーの特徴を記載しています。
商品 | 良い点 | いまいちな点 | 価格(1回分) |
---|---|---|---|
準備万端 | プレート外し付き クリップ付き レンタル版がある 電話相談 セミナー | バリエーション少ない | 14.050円 |
モズ | 切り分け電線もある プレート外し付き Lineサポートあり | ー | 15.000円 |
電工石火 | 練習セット豊富 | 部材は最低限の数しかない | 15.436円 |
プロサポート | 消耗品が充実 | 値段高め | 16.980円 |
ホーザン | 有名メーカー | 公式は値段高い | 16.718円 |
練習材料セット価格比較表
各メーカーで価格のバラツキがありますが、15.000円(1回分)、20.000円(2回分)、25.000円(3回分)が目安。
価格(税込) | 準備万端 | モズ | 電工石火 | プロサポート | ホーザン |
---|---|---|---|---|---|
1回分 電線.器具 | 14.050 公式 14.200 Amazon | 15.000 公式 15.000 Amazon | 15.436 公式 16.980 Amazon | 16.980 公式 18.345 Amazon | 30.030 公式 16.718 Amazon |
2回分 電線.器具 | 18.380 公式 20.200 Amazon | 19.500 公式 19.800 Amazon | 21.264 公式 23.390 Amazon | 22.980 公式 24.512 Amazon | 45.100 公式 29.029 Amazon |
3回分 電線.器具 | 24.280 公式 26.200 Amazon | 26.000 公式 26.000 Amazon | 27.172 公式 29.890 Amazon | 28.980 公式 30.956 Amazon | 59.400 公式 37.957 Amazon |
各販売メーカーの詳細を記事にしているのは下記になります。
レンタル版
購入金額の1/4ほどで電線と器具を借りるレンタル版があります。
●他社メーカーと「準備万端シリーズのレンタル版」と価格の比較表
回数 | レンタル版 | モズ | 電工石火 | ホーザン |
---|---|---|---|---|
1回分 | 8.800円 | 15.200円 | 16.980円 | 30.030円 |
2回分 | 13.500円 | 19.300円 | 23.390円 | 45.100円 |
3回分 | 18.200円 | 26.000円 | 29.890円 | 59.400円 |
練習回数 | 料金(税込) |
---|---|
準備万端シリーズ レンタル版 1回分 | 8.800円 |
準備万端シリーズ レンタル版 2回分 | 13.500円 |
準備万端シリーズ レンタル版 3回分 | 18.200円 |
レンタル版の詳しく解説は下記の記事に書いています。
技能試験の工具セット選び


技能試験で電線カットや器具への取り付けに必須な道具として、工具セットを準備する必要があります。
練習の際、何度も繰り返し使用して、段取り良く作業をすることが合格のカギになります。
●第二種電気工事士の技能試験に使う基本工具
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ペンチ
- ウォーターポンププライヤー
- リングスリーブ圧着工具
- VVFストリッパー
- 電工ナイフ
- スケール(巻き尺)
ホーザンの工具セット(12.001円)を購入していたら、まずは間違いはないでしょう。


ホームセンターなどで一つずつ購入するのか、工具セットを選ぶのかを検討する必要があります。
使用する工具について下記の記事で解説していますので、興味のある方はご覧ください。
技能試験の便利ツールを活用しよう


技能試験は40分しかなく、効率的に作業をする必要があります。
もし、未完成だと問答無用で不合格になりますので、必ず完成させなければなりません。






便利ツール3点は、試験当日も使用できるものばかりです。
私は便利ツールがなければ、一発合格できなかったのではないかと感じるくらい、とても助かりました。
下記の記事で詳細を解説しています、費用もそれほど高くないので、おすすめです。
通信教育を利用する場合


通信教育講座は、最短で合格する最も効率的な手段の一つになります。
●通信講座を利用するメリット
- 積み上げてきたノウハウ
- 初学者でも安心カリキュラム
- 優秀な講師陣が解説
- 筆記試験と技能試験を網羅
- 数学に苦手意識がある人への配慮
電気工事士2種を通信講座で効率的な学習をすれば、一発合格は可能です。
免状交付の申請方法【電気工事士2種の費用は高すぎる!?】


電気工事士2種になるための免状交付申請は、全部で6点になります。
提出前にはすべてそろっているか、最終チェックしておきましょう。
●申請に必要なもの
- 免状交付申請書
- 試験合格はがきの原本
- 申込手数料
- 証明写真2枚(縦4cm×横3cm)
- 住民票等の写し
- 免状送付用封筒(郵便切手不要)
くわしく知りたい方は、下記の記事からご覧ください。
まとめ【電気工事士2種の費用は高すぎる!?】損しない選び方を解説します


- 申し込み費用
- 筆記試験の参考書
- 筆記試験の過去問
- 技能試験の参考書
- 練習材料セット選び
- 工具セット選び
- 便利ツールを活用しよう
- 通信教育を利用する場合
- 免状交付の申請方法
電気工事士2種の費用は、総額いくらになるのかを解説してきました。
選び方によっては購入費用が高くなってしまう場合があります。
本記事では、電気工事士2種に必要な参考書や練習材料セット、工具セットなどの損をしない選び方を解説しました。
一度にすべてを考える必要はなく、学習の進む中で、色んなことを比較しながら確認してみてください。
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