第二種電気工事士【CBT方式】令和5年(2023年)導入のメリットとデメリット

第二種電気工事士【CBT方式】導入 メリットとデメリットを紹介
疑問のある男性

令和5年(2023年)から導入される第二種電気工事士のCBT方式ってなに?

疑問がある女性

筆記試験CBT方式は、受験者にメリットってあるの?

こんな質問にお答えします。

この記事でわかること
  • CBT方式とは
  • 第二種電気工事士【CBT方式】導入のメリット
  • 第二種電気工事士【CBT方式】導入のデメリット
  • CBT方式の体験版を試してみよう

こんにちは。

この記事を書いている かとひで です。

私はこんなひと。

この記事を書いているひと
かとひで
  • 1975年生まれ、高卒
  • 第二種電気工事士に一発合格
  • 電機メーカーに携わること15年
目次

第二種電気工事士【CBT方式】令和5年(2023年)導入のメリットとデメリット

第二種電気工事士【CBT方式】導入のメリットとデメリットを紹介

電気技術者試験センターのホームページを見ると「CBT方式」というものが導入されるとあります。

カンタンに説明すると、筆記試験をパソコン画面で受けることができるというものです。

では、この「CBT方式」の導入目的とは、下記に挙げてみました。

  • 開催期間内での曜日と時間を選択できる
  • 3日前まで会場を変更できる
  • データ処理なので集計が容易にできる

受験生側のメリットは、仕事で試験日に行けない人や会場が遠い人でも受験できるように、会場や試験日を選択できて変更もできるなどです。

運営側は、マークシート形式より集計が容易になり、紙の削減、コロナ感染対策につながるというところです。

では、受験生にはこの「CBT方式」はメリットになるのか、デメリットになるのかを知りたい方は、本記事を読み進めてください。

メリットデメリット
筆記試験日に受験できない人が試験を受けられる
試験会場、試験時間を選択できる
申込期間中であれば、筆記試験に変更可能
技能試験の練習期間が長く取れる
試験3日前までなら会場・時間の変更可能
コロナ感染心配の軽減
筆記試験の受験が2~4週間早まる
CBT方式に欠席したら筆記試験には受験できない
CBT会場の申込が別途必要
試験勉強は紙のテキストなので、調子が出にくい
自宅でのオンライン受験ではない
パソコン操作に慣れる必要がある

第二種電気工事士【CBT方式】令和5年(2023年)導入とは

第二種電気工事士【CBT方式】導入とは

第二種電気工事士で導入される【CBT方式】とは、どんなものなのか説明していきます。

第二種電気工事士【CBT方式】導入とは

  • パソコンでの試験方式
  • 選択した試験会場、日時で受験
  • 試験会場は全国で約200カ所
  • 筆記試験とCBT方式を選択する
  • 申込受付期間は同じ

パソコンでの試験方式

パソコン画面が試験問題になっていて、マウスで選択して解答する方式になります。

出題形式は、各問題につき、4つの解答から選んでいくマークシートと特に変わりはありません。

選択した試験会場、日時で受験

従来の第二種電気工事士の試験日は、あらかじめ決まっており、試験会場も選択はできません。

CBT方式では、選択できる期間なら試験会場や曜日や時間を選ぶことができます

試験会場は全国で約200カ所

試験会場は、全国で約200カ所を設けるとホームページではあります。

今までは大きな施設である大学での受験でしたが、CBT方式の試験会場は近くの公民館ということもありそうです。

筆記試験とCBT方式を選択する

従来の筆記方式とCBT方式とを選択することになります。

ですので、紙の問題用紙とマークシートで解答する筆記試験が無くなるということではありません。

申込の受付期間は同じ

申込の受付期間は CBT 方式、筆記方式ともに同じです。

申込の受付期間上期試験下期試験
CBT方式
筆記試験
3/20(月)
~4/6(木)
8/21(月)
~9/7(木)

●費用をできるだけ安くしたいと思う方は、こちらをどうぞ。

筆記・技能試験テキスト、練習材料セット、工具セットについて解説しています。

第二種電気工事士【CBT方式】令和5年(2023年)導入のメリット

第二種電気工事士【CBT方式】導入のメリット

第二種電気工事士【CBT方式】導入のメリットを挙げています。

第二種電気工事士【CBT方式】導入のメリット

  • 筆記試験日に受験できない人が試験を受けられる
  • 試験会場、試験時間を選択できる
  • 申込期間中であれば、筆記試験に変更可能
  • 技能試験の練習期間が長く取れる
  • 試験3日前までなら会場・時間の変更可能
  • コロナ感染心配の軽減

筆記試験日に受験できない人が試験を受けられる

記試験日に受験できない人にとって、試験を受けやすくなるので、最大のメリットです。

筆記試験日に仕事が入っていたり、違う用事がある場合には、とても助かります。

学科試験日上期試験下期試験
CBT方式4/24(月)
~5/11(木)
9/25(月)
~10/12(木)
筆記試験5/28(日)10/29(日)

試験会場、試験時間を選択できる

CBT方式では、試験会場や試験時間を選択できるとのことです。

全国で約200カ所の試験会場を設ける予定とのことで、遠方へ出向いて受験することがなくなるかもしれません。

あなたの家の近くの公民館や公共施設で、選んだ時間帯で受けることも可能になるかも。

申込期間中であれば、筆記試験に変更可能

申込期間中であれば、筆記試験に変更することもできます。

もし、最初にCBT方式で選んでいたけど、やっぱり従来通りの筆記試験にも変更可能です。

技能試験の練習期間が長く取れる

CBT方式での受験をすると、技能試験の練習期間が長く取れます

なぜならCBT方式ですと、従来の筆記試験より受験日が早いからです。

たとえば、筆記試験は受かるレベルまで達しているので、いつでも受けられると言う人には良いでしょう。

技能試験の練習に時間を取りたい方なら、CBT方式での受験はおすすめです。

試験3日前までなら会場・時間の変更可能

CBT方式は、予約した試験3日前までなら会場と時間の変更は可能です。

ただし、変更先がすでに満員なら変更できませんので、注意が必要です。

コロナ感染心配の軽減

従来の筆記試験では、大勢の人が一斉に受験をするので、コロナ感染が心配です。

CBT方式での受験になると、試験会場と時間帯が選べるため、少人数での受験も可能になります。

ですので、人数の密を避けて、コロナ感染の心配を軽減できます。

第二種電気工事士【CBT方式】令和5年(2023年)導入のデメリット

第二種電気工事士【CBT方式】導入のデメリット

第二種電気工事士【CBT方式】導入にあたって、デメリットも少なからずあるので、紹介しておきます。

●第二種電気工事士【CBT方式】導入のデメリット

  • 筆記試験の受験が2~4週間早まる
  • CBT方式に欠席したら筆記試験には受験できない
  • CBT会場の申込が別途必要
  • 試験勉強は紙のテキストなので、いつもの調子が出しにくい
  • 自宅でのオンライン受験ではない
  • パソコン操作に慣れる必要がある

筆記試験の受験が2~4週間早まる

第二種電気工事士のCBT方式の受験は、従来の筆記試験の日程よりも、2~4週間ほど早くなります

筆記試験の学習がすでに合格レベルなら、CBT方式で良いとは思います。

しかし、仕事が忙しく時間が取れない人は、計画的に学習をしないと使える学習時間が少なくなるので、注意が必要です。

令和5年の試験日程を掲載しておきます。

学科試験日上期試験下期試験
CBT方式4/24(月)
~5/11(木)
9/25(月)
~10/12(木)
筆記試験5/28(日)10/29(日)

CBT方式に欠席したら筆記試験には受験できない

CBT方式に仕事や用事で受験できなかったら、筆記試験には受験できません。

なぜなら受験スタイルは、CBT方式か筆記試験のどちらかになるからです。

CBT方式の予約をしていたが、やっぱり筆記試験に変更したいというのはできます。

しかし、CBT方式での受験を当日欠席してしまったら、筆記試験は受けられませんので、注意してください。

CBT会場の申込が別途必要

CBT方式を希望する場合には、受験の申し込み確定後に、別途手続きが必要になります。

CBTの申し込み期間中に、試験会場と試験日時の選択手続きをしなければなりません。

期間内に、このCBT会場の申し込み手続きをしなければ、自動的に筆記試験の受験になってしまいます。

ですので、CBT方式で受験する際には、もうひと手間、手続きが必要になります。

試験勉強は紙のテキストなので、いつもの調子が出しにくい

筆記試験の試験勉強は、テキストを購入しての学習なので、いつもの調子が出しにくいというのがあります。

第二種電気工事士の筆記試験は、過去問から出題されることが多いので、問題用紙と画面では違和感があります。

本番の試験は、試験勉強の延長線上と考えると、いつも解いている問題でも読み取り方が違ってくるかもしれません。

自宅でのオンライン受験ではない

CBT方式はパソコンでの試験ではありますが、自宅でのオンライン受験ではありません

会場と曜日と時間を選んで、当日は試験会場に出向かなければいけません

ですので、自宅で受験できるのではなく、会場まで行って試験を受けるという意味では通常の筆記試験と同じです。

パソコン操作に慣れる必要がある

CBT方式では、パソコン操作に慣れる必要があります。

定年後の再就職のための資格取得として考えている年配の方は、パソコン操作に慣れておく必要があります。

いつもの使い慣れたパソコンならまだしも、初めて操作するパソコンだと勝手は違うかもしれません。

CBT方式の体験版を試してみよう

電気技術者試験センターには、CBT方式の体験版があります。

CBT方式の体験版

あなたが従来の紙での試験方式が良いのか、導入されるCBT方式が良いのか、体験してから決めても良いでしょう。

まとめ【CBT方式】令和5年(2023年)導入のメリットとデメリット

まとめ【CBT方式】導入のメリットとデメリット

第二種電気工事士の【CBT方式】導入のメリットとデメリットを本記事で紹介してきました。

この記事でわかること
  • CBT方式とは
  • 第二種電気工事士【CBT方式】導入のメリット
  • 第二種電気工事士【CBT方式】導入のデメリット
  • CBT方式の体験版を試してみよう

筆者の私の結論としては、筆記試験日にどうしてもいけない場合だけ、CBT方式で受験するということです。

なぜなら、筆記試験の勉強スタイルは、紙の問題用紙を使用しての出題だからです。

紙の問題からの出題とパソコン画面では、見た感じが異なり、覚えていたことを発揮できないのではないかと思います。

ですので、私なら従来の筆記試験日で受験します。

どうしても、設定された筆記試験日に合わなければ、CBT方式で受験するといった感じです。

体験版が電気技術者試験センターに用意されていますので、一度試してからお考えになった方が良いと思います。

第二種電気工事士【CBT方式】導入のメリット

  • 筆記試験日に受験できない人が試験を受けられる
  • 試験会場、試験時間を選択できる
  • 申込期間中であれば、筆記試験に変更可能
  • 技能試験の練習期間が長くとれる
  • 試験3日前までなら会場・時間の変更可能
  • コロナ感染心配の軽減

第二種電気工事士【CBT方式】導入のデメリット

  • 筆記試験の受験が2~4週間早まる
  • CBT方式に欠席したら筆記試験には受験できない
  • CBT会場の申込が別途必要
  • 試験勉強は紙のテキストなので、いつもの調子が出しにくい
  • 自宅でのオンライン受験ではない
  • パソコン操作に慣れる必要がある

●費用をできるだけ安くしたいと思う方は、こちらをどうぞ。

筆記・技能試験テキスト、練習材料セット、工具セットについて解説しています。

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