女性には工場勤務って、きつくてムリなのかしら…
工場勤務の女性は仕事がきついってホントなの?
- 女性が工場勤務がきついと言われる理由
- 体力的にきつい
- 労働環境がきつい
- 男性社会なのできつい
- 女性が工場で働くメリット
- 女性にも働きやすい工場を探すには
- 工場以外で女性の働きやすい仕事を探す
こんにちは。
この記事を書いている かとひで です。
私はこんなひと。
- 1975年生まれ、高卒
- 製造業で安全衛生に携わること15年
- 女性を部下に持つ班長の経験あり
- 現役の衛生管理者
- フォークリフト、電気工事士、QC検定取得など
女性が工場勤務するのは、何かときついことが多いので、働けないと言われることがあります。
では、どのような理由で、女性の工場勤務がきついのでしょうか?
女性が工場勤務がきついと言われる理由
- 体力的にきつい
- 労働環境がきつい
- 男性社会なのできつい
私は15年間工場勤務をしてきて、班長として複数人の女性従業員をまとめてきた経験があります。
女性たちと一緒に工場で働いてきて、女性の工場勤務について感じたことを書いています。
女性に工場勤務はきついから働くことはできないってホント?!
女性に工場勤務はきついから、働くことはできないと言われることがありますが、実際はどうでしょうか?
私は班長として、一つの班を任されて、女性たちをまとめる役目をしたこともあります。
●一緒に女性と工場で働いた経験
- 製造ライン組立
- 部品の受入検査
- 工場事務員
実際に男性の私から見て、女性が工場勤務がきついと感じるところは主に下記3点です。
女性が工場勤務がきついと言われる理由
- 体力的にきつい
- 労働環境がきつい
- 男性社会なのできつい
しかし、現在も私は工場勤務をしていますが、これらの女性にきつい内容は緩和されています。
次の章で詳細と共に、現在の工場勤務についてを解説していきます。
体力的にきつい【女性に工場勤務はきつい】
女性に工場勤務はきついと言われる理由の一つ目は、体力がもたないということです。
体力的にきつい
- 重たいものを持つ
- 立ちっぱなし、座りっぱなし
- 夜勤を含むシフト勤務
重たいものを持つ
工場の業務内容には、今でも重労働があると思われています。
実際に、女性でも重たい部品や製品を所定の場所に運ぶ作業が存在します。
生理や妊娠初期のときには、かなり大変ですので、女性にはきつい作業です。
私が勤め始めた15年前とはずいぶん考え方が変わってきて、女性でも活躍できる作業が増えています。
立ちっぱなし、座りっぱなし
製造ラインは一日中、立ちっぱなしや座りぱなし仕事で、その場から動けない作業もあります。
立ちっぱなしは腰や足に負担がかかりますし、座りっぱなしでも姿勢が崩れて体にはよくありません。
女性にはかなりきつい作業の一つに挙げられます。
作業が固定されないように作業場のローテーションや、クッション性の良い靴や床にしたりと工夫もあります。
夜勤を含むシフト勤務
女性でも夜勤を含むシフト勤務を余儀なくされる工場もあります。
多くの工場でシフト制度が採用されているので、変則的な勤務時間を要求される場合があります。
そのため、生活リズムや家庭生活に影響を及ぼすことがあります。
工場勤務の雇用方法や雇用体系をしっかり把握して、あなたに合った工場を探しましょう。
働く環境が悪い【女性に工場勤務はきつい】
働く環境が悪い
- 屋外の作業場では熱くて寒い
- 騒音、においが強い
屋外の作業場では熱くて寒い
出荷作業場や荷受け作業をする場所は、屋外での作業になるため、夏にはとても熱い作業場になります。
冬場はジャンバーを着込みながら作業をしなければならないくらいに、とても寒いところもあります。
工場は特殊な環境下での勤務が求められることがあり、体調を崩す可能性があります。
塗装を塗る工場は換気が必要だったり、ガスを使用する町工場は、暑さ寒さはまともに食らってしまいます。
騒音、においが強い
工場内は機械音や騒音が常に発生するため、音に対して敏感な方は勤まりにくいと考えます。
有機溶剤や原材料を使用する工場では、においが強い場合もあります。
男性社会が根強い【女性に工場勤務はきつい】
男性社会が根強い
- 責任ある仕事ができない
- 昇進しにくい
責任ある仕事ができない
工場によっては今でも男性が優位な社会なので、女性が責任ある仕事に就けないということもあります。
能力のある女性でも、カンタンで誰でもできる雑用をずっとやらされるということもしばしば。
女性は男性より力がない、背が低いなどのことで、男性より評価を低くされることも。
昇進しにくい
工場では女性が昇進しにくいと言われています。
重労働や危険な仕事をこなしている男性の方が、女性よりも評価が高いこともあります。
私の工場でも女性で班長もいるし、役職を持ってがんばっている人が大勢います。
女性が工場で働くメリット
男性の私から見て、女性が工場勤務で得られるメリットはたくさんあります。
私が勤めている工場の女性たちに、工場で働くメリットを聞いてみたので紹介します。
女性が工場で働くメリット
- 未経験でも工場勤務できる
- 派遣・契約社員から正社員登用がある
- 女性の細やかな気配りが重宝される
- 楽な仕事が多い
- 有給が取りやすい
- 午前休、午後休ができる
- 産休・育休がしっかり取れる
- 制度が確立されているから、結婚後も働ける
上記の他に、私の工場で働く女性たちが口にするメリットがあります。
車で通勤できる
工場内の駐車場まで車で入ることができ、楽々通勤ができるところがとてもいい。
帰りに買い物や、園児の迎えができるメリットが大きいと聞きます。
子供の熱や風邪の体調不良でもすぐに工場から迎えに行けるところは、小さなお子さんがいる女性にはありがたい。
さらに、雨降りや夏の暑さ、冬の寒さに影響されずに通勤ができるので、体に負担が少ないというのもあります。
給与がそこそこ高い
女性も男性と同じ作業をする現場では、女性の給与はそこそこ高いです。
勤務年数や等級による給与体系が整っている工場では、女性も男性並みにもらえます。
資格手当や残業代などがダイレクトに給与に反映されるのも良いところ。
私の工場でも長年、働き続けている女性はたくさんいます。
あなたの働く条件がマッチしていたら、工場勤務も選択肢の一つとして考えても良いと思います。
大手の工場勤務だと福利厚生や規定が確立されているので、子育て中の女性も安心して働けます。
女性にも働きやすい工場を探すには
女性にも働きやすい工場を探すには、どうすれば良いのでしょうか?
女性が働きやすい職場はこんな感じですよね。
●女性でも働きやすい工場とは?
- 未経験でも雇ってくれる
- 重労働はない
- 短時間でも働ける
- 子育て中を配慮してくれる
では、工場勤務は女性が働きやすい職場と言えるのか。
●女性が働きやすい工場勤務の良いところ
- 作業マニュアルが整っている
- 時間にきっちりしている
- 休みを取りやすい
- 車通勤ができる
私の工場でも女性が活躍できる環境が整っていますので、あなたに合う工場を探してみても良いかも。
工場勤務の雇用体系は多岐に渡るので、あなたのライフスタイルに合わせることができます。
●いろいろな雇用体系がある
- パート(時給アルバイト)
- 派遣社員(派遣会社から斡旋)
- 契約社員(直接雇用の非正規社員)
- 正社員
ということで、工場に特化した転職サイトを紹介している記事がありますので、興味がある方はご覧ください。
工場以外で女性の働きやすい仕事を探す
工場にこだわらず、女性の働きやすい仕事を探したい人もいますよね。
転職を考えている8割の人が利用していると言われるリクナビNEXTにまず登録しても良いかも。
登録だけして、転職市場の動向を見るだけでも、今あなたが転職に対してできることが見えてきます。
合わせて、転職エージェントに登録して、担当アドバイザーにサポートしてもらいながら転職活動も良いです。
あなたのキャリアを企業にうまく伝えられるように、履歴書・職務経歴書、面談のサポートが充実しています。
【まとめ】女性に工場勤務はきついから働くことはできないってホント?!
- 女性が工場勤務がきついと言われる理由
- 体力的にきつい
- 労働環境がきつい
- 男性社会なのできつい
- 女性が工場で働くメリット
- 女性にも働きやすい工場を探すには
- 工場以外で女性の働きやすい仕事を探す
この記事では、女性が工場勤務がきついと言われる理由を書きました。
体力的、労働環境、男性社会といったところは、工場ではまだ根強いところもあるでしょう。
しかし、あなたに合った工場は探せばいくらでもあります。
出産後の再就職先や、異業種からの転職先として、工場を選択肢の一つとしても良いのではないかと思います。
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