私は高卒だけど、衛生管理者の受験資格あるの?
衛生管理者試験を受験できる条件ってあるの?
実務経験ってどんな仕事内容を経験していたら良いの?
このような疑問にお答えしていきます。
- 受験資格の確認をしよう
- 受験資格と実務経験年数について
- 受験資格として実務経験が必須!
- 受験資格の実務経験の内容について
こんにちは。
この記事を書いている かとひで です。
私はこんなひと。
- 1975年生まれ、高卒
- 第1種衛生管理者を一発合格
- 製造業で安全衛生に携わること15年
- 現役の衛生管理者
衛生管理者の受験資格について、まずは、おおまかに説明します。
大卒では1年間、高卒では3年間の実務経験が必要になります。
私は高卒ですが、実務経験年数は10年以上あったので、受験資格はクリアしていて衛生管理者試験を受験することができました。
衛生管理者の受験資格は高卒でも受けられます。しかし、大学院卒であろうが、東大卒であろうが、実務経験なしでは衛生管理者の試験を受けることはできません。
この記事では、衛生管理者試験の受験資格と実務経験の関係性について詳しく解説しています。
衛生管理者の受験資格って何があるの?実務経験なしで高卒でも受けられる?
衛生管理者の受験資格については、「公益財団法人 安全衛生技術試験協会」の第1種・第2種衛生管理者の受験資格のページの「2.受験資格」に記載されています。
実際に「公益財団法人 安全衛生技術試験協会」のHPに掲載されている受験資格は下記になります。
ご覧いただいたらわかるように、区分が16項目にも分かれており、細かく設定されています。
詳細な受験資格を記載しているので、ほとんどの方が網羅されている内容だと思います。
しかし、「わたしにはどれも該当しないかも・・・」という方は、「公益財団法人 安全衛生技術試験協会」にご確認をお願いいたします。
なんだか、いろいろ記載しすぎて、わからないなぁ~
衛生管理者の受験資格と実務経験年数について
衛生管理者試験についての受験資格は、網羅的に「公益財団法人 安全衛生技術試験協会」のHPに掲載されています。
衛生管理者試験に申し込む方で、受験資格の多いケースをここでは3つ紹介していきます。
●学歴と実務経験
- 大学卒業+実務経験1年以上
- 高校卒業+実務経験3年以上
- 学歴不問 実務経験10年以上
受験資格の多いケース3つの詳細を次に紹介していきます。
大学卒業+実務経験1年以上
大学(短期大学・大学院を含む)を卒業された方の受験資格です。
就職した会社や仕事場において、労働衛生業務に携わった実務経験が1年以上あれば受験資格として認められます。
添付書類として、事業者証明書と卒業証明書(卒業証書)の準備が必要です。
(受験資格コード番号:1ー1~1-5)
高校卒業+実務経験3年以上
高等学校を卒業された方の受験資格です。
就職した会社や仕事場において、労働衛生業務に携わった実務経験が3年以上あれば受験資格として認められます。
大卒の方に比べて、高卒の方は、実務経験が3年と長めに設定されています。
高卒の方も、添付書類として、事業者証明書と卒業証明書(卒業証書)の準備が必要です。
(受験資格コード番号:2)
学歴不問 実務経験10年以上
労働衛生業務に従事した実務経験が10年以上ある方で、学歴も特に問われることはありません。
衛生管理者試験の受験資格の中で一番シンプルでわかりやすい条件だと思います。
労働衛生業務に携わっており勤続10年以上の方、もしくは他の会社と通算して実務経験が10年以上ある方になります。
総務・人事部でのお仕事を長年続けてきた方や、製造業での現場作業に従事してきた方に当てはまりやすい条件です。
ちなみに私は当時45歳で受験しましたので、この「実務経験が10年以上」という受験資格で、衛生管理者試験を受けました。
添付書類として、最終学歴の高校の卒業証明書を会社へ提出する必要はなく、スムーズに手続きを済ませることができました。
しかし、転職している場合には、注意が必要です。
前職で労働衛生業務に従事していた仕事内容と期間を、現在の会社に証明あるいは説明が必要になる場合があります。
(受験資格コード番号:8)
衛生管理者の受験資格として、実務経験が必須条件
第1種、第2種の衛生管理者試験を受けるためには、受験資格として実務経験が必要となります。
受験資格としての実務経験は、「労働衛生業務に携わった経験」という定義があります。
ですので、社会人経験のない在学中の大学生や高校生には、当然仕事を通じて労働衛生業務の実務経験はないので、残念ながら受験資格はありません。
衛生管理者の受験資格にある実務経験とは、労働衛生に従事した経験があり、職場での作業環境や作業改善を提案する内容が含まれています。
ですので、衛生管理者の仕事の特性上、学生が在学中に取得しておこうという資格ではありません。
実際の衛生管理者としての仕事内容は多岐にわたりますが、主に下記のようなものが挙げられます。
●衛生管理者の仕事内容
- 作業場の管理
- 作業環境の改善
- 労働者の健康管理
働きながらの資格取得はかなり大変になります。
ましてや、衛生管理者は、国家試験です。
あなたの試験勉強に少しでもお役に立つように、掲載しておきます。参考までにどうぞ。
「どれを選んだら良いんだろう・・・」と、悩んでいる方は「テキスト・過去問ランキング」をご覧ください。
自分に合ったものが一番良いので、テキストを選ぶときの参考にしてみてください。
「一人では合格する気がしない!」、「何から進めたら良いかわからない・・・」という方は、「おすすめ通信講座」をご覧いただき、参考にしてみてください。
独学ではちょっと難しいと感じている方は、ぜひ通信講座もご検討されてはいかがでしょうか?
ちなみに、衛生管理者の通信教育講座には無料の資料請求もありますので、まずは通信講座の内容を資料で確認してからでも良いでしょう。
\ まずは行動してみよう /
衛生管理者の受験資格の実務経験の内容について
衛生管理者の受験資格にある、実務経験の内容とは具体的にどういったものなのでしょうか?
衛生管理者試験の申請に添付書類として提出する「事業者証明書」には、実務経験として「労働衛生の業務」の内容が記載されています。
「労働衛生の実務」とはどんな業務内容なのでしょうか?
13項目の実務経験がありますが、自分が該当するのか知りたいですよね。
裏事情(?!)も含めて、「事業者証明書の書き方と、労働衛生の実務経験について」で、詳しく解説しています。
【まとめ】衛生管理者の受験資格って何があるの?実務経験なしで高卒でも受けられる?
衛生管理者の受験資格の中では、高卒でも受けることは可能ですが、実務経験は必要です。
受験資格の中で多いケースを挙げさせてもらうと、大卒では1年間、高卒では3年間の実務経験が必要になります。
また、実務経験年数は10年以上あれば、受験資格はクリアしていているので、すべての人が衛生管理者試験を受験することができます。
●学歴と実務経験
- 大学卒業+実務経験1年以上
- 高校卒業+実務経験3年以上
- 学歴不問 実務経験10年以上
衛生管理者試験の受験資格としての実務経験は、13項目あります。
この記事では、衛生管理者試験の受験資格と実務経験の関係性をピックアップしました。
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