衛生管理者【労働生理】 消化器系『栄養素の消化・吸収』を徹底分析!

  • アミラーゼ、アミノ酸、グリセリンってなに?
  • 五大栄養素ってなんのことを指すの?
  • 消化液と消化酵素の関係ってどういうこと?
  • 栄養素の吸収の仕方ってあるの?

 

このような質問にお答えしていきます。

  

本記事の内容
  • (とう)
  • 蛋白質(たんぱくしつ)
  • 脂質(ししつ)
  • 消化のための器官
  • 消化酵素
  • 栄養素の吸収
  • ミネラル
  • ビタミン

 

 

こんにちは。

この記事を書いている かとひで です。

私はこんなひと。

<span class="bold">かとひで</span>
かとひで
  • 1975年生まれ、高卒
  • 第1種衛生管理者を一発合格
  • 製造業で安全衛生に携わること15年
  • 現役の衛生管理者

私がどうやって第1種衛生管理者に一発合格できたのかを含めて、消化器系『消化・吸収』編についてを本記事でしっかり解説していきますので、最後までじっくりと読んでみてください。

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目次

衛生管理者【労働生理】 消化器系『消化・吸収』

過去出題傾向:

消化器系の『ヒトが食べ物や飲み物から得る栄養素の消化・吸収』について問われます。

(とう)・蛋白質(たんぱくしつ)・脂質(ししつ)の三大栄養素、ミネラルとビタミンを合わせて五大栄養素は、押さえておきましょう。

特に消化液と消化酵素、作用する対象、最終的に分解される生成物の関係性の問題が頻出しています。

消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)三大栄養素のうち、糖質はブドウ糖などに、蛋(たん)白質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸とグリセリンに酵素により分解されて吸収される。

(2)無機塩、ビタミン類は、酵素による分解を受けないでそのまま吸収される。

(3)膵臓(すいぞう)から十二指腸に分泌される膵液には、消化酵素は含まれていないが、血糖値を調節するホルモンが含まれている。

(4)ペプシノーゲンは、胃酸によってペプシンという消化酵素になり、蛋白質を消化する。

(5)小腸の表面は、ビロード状の絨毛(じゅうもう)という小突起で覆われており、栄養素の吸収の効率を上げるために役立っている。

労働生理【栄養素の消化・吸収】 
公表問題 令和元年上期 問38

解答:(3)

解説:

「○」(1)記述通り
「○」(2)記述通り
「✖」(3)膵液(すいえき)は、消化酵素が含まれている
「○」(4)記述通り
「○」(5)記述通り

糖質(とうしつ) 消化器系『栄養素の消化・吸収』

糖質についてのイラスト

糖質とは、炭水化物から食物繊維を除いたものを言います。

栄養素のうち、エネルギー源として最も重要なものです。

ほとんどの人が3食のうち必ずと言っていいほど食べる「ごはん・パン」や、飲み会の席や晩酌などでとりあえず最初の一杯に欠かせない「ビール」などがあります。

蛋白質(たんぱくしつ) 消化器系『栄養素の消化・吸収』 

蛋白質(たんぱくしつ) 消化器系『栄養素の消化・吸収』

蛋白質は、21種類のアミノ酸が結合したもので、内臓や筋肉、皮膚などを構成する主成分となります。

蛋白質を構成するアミノ酸のうち、9種類は体内で合成できず、体外から摂取しなければなりません。

これを必須アミノ酸と言います。

蛋白質が多い食べ物としては、肉類・魚介類・卵類・大豆製品・乳製品などになります。

脂質(ししつ) 消化器系『栄養素の消化・吸収』

脂質の代表のマヨネーズ

脂質には、中性脂肪・コレステロールなどがあります。

食品の中に含まれる脂質はほとんどが中性脂肪で、エネルギー源として、1gあたり9kcalを生み出します。

余った脂質は中性脂肪として体内に蓄えられますが、多く摂り過ぎれば肥満を招き、生活習慣病の原因となりますので現代社会では注意が必要ですね。

脂質が多い食材は、マヨネーズ・チーズ・バター、まぐろの刺身などがあります。

消化のための器官 消化器系『栄養素の消化・吸収』

ヒトが食べ物や飲み物を栄養素として体内に取り入れる際に、分子の大きいものを体内で吸収しやすくするために分子を小さくする。

この分解する働きを消化と言います。

消化の働きをする器官を消化器と言い、消化器については、食べ物が通る消化管と消化液を出す肝臓や膵臓から成り立っています。

消化管のルートはこのような感じです。

  1. 食道
  2. 十二指腸
  3. 小腸
  4. 大腸
  5. 肛門

消化酵素 消化器系『栄養素の消化・吸収』

消化器消化液消化酵素作用する栄養分分解後生成物
唾液アミラーゼでんぷん麦芽糖
胃液ペプシンたんぱくしつペプトン
十二指腸膵液リパーゼ脂肪脂肪酸・グリセリン
小腸腸液マルターゼ麦芽糖ブドウ糖
ペプチターゼポリペプチド
アミノ酸

消化は、消化液中に含まれる酵素(消化酵素)によって行われています。

消化酵素は、特定の栄養分にのみ作用するしくみになっています。

栄養素の吸収 消化器系『栄養素の消化・吸収』

●最終分解物が吸収される場所は下記の表でまとめています。

栄養素消化酵素最終分解物吸収される場所
糖質アミラーゼブドウ糖小腸の毛細血管
たんぱくしつペプシン・トリプシンアミノ酸
脂質リパーゼ脂肪酸・グリセリン小腸のリンパ管

ヒトが食べたものは、消化液を出す肝臓(かんぞう)や膵臓(すいぞう)などの消化管を通過し、最終分解物に分解されて、小腸で多くの栄養素を吸収する。

小腸は多くの栄養素をからだへ取り入れるために、内側の壁に「ひだ」がある。小腸の表面には、絨毛(じゅうもう)という、無数の小さな突起があり、栄養素を効率的に吸収できるようになっている。

絨毛(じゅうもう)には、毛細血管とリンパ管が分布しており、これらに栄養素の最終分解物が取り込まれて、体内へと運ばれる仕組みになっている。

ミネラル 消化器系『栄養素の消化・吸収』

ミネラル 消化器系『栄養素の消化・吸収』

ミネラルウォーター、ミネラルバランスとか、「ミネラル」という言葉は日常でよく聞きますが、意外と説明しようとすると「なんだっけ?」となります。

漢字で書くと「無機質、無機塩」となり、あまり目立たない存在という印象を受けるとおり、気づきにくいものです。

主なものに、カルシウム・ナトリウム・鉄・マグネシウム・カリウムなどがあります。

このミネラルは酵素により分解されることはなく、そのまま吸収されます。

骨や歯、血液、各臓器を構成する成分になるほかに、体調を整える役割を持ちます。

ミネラルを多く含む食材としては、牛乳・ほうれんそう・バナナ・ナッツなどがあります。

ビタミン 消化器系『栄養素の消化・吸収』

ビタミン 消化器系『栄養素の消化・吸収』

ビタミンにおいては、2種類に分けられます。

  • ビタミンA・D・E・K ➡ 脂溶性ビタミン
  • ビタミンB群・C ➡ 水溶性ビタミン

ミネラル同様に、この2種類のビタミンも酵素による分解はされず、そのまま吸収されます。

糖質・蛋白質・脂質・ミネラル・ビタミンの5つを五大栄養素と呼びます。

ビタミンを多く含む食材としては、しいたけ・かぼちゃ・にんじん・きゃべつ・ピーマンなどがあります。

衛生管理者【労働生理】 消化器系『消化・吸収』まとめ

衛生管理者【労働生理】 消化器系『消化・吸収』まとめとして、ヒトが食べ物や、飲み物から得る栄養素の消化・吸収について問われます。

特に消化液と消化酵素、作用する対象、最終的に分解された生成物の関係性の理解が必要です。

ですので、三大栄養素・五大栄養素の各栄養素の特徴を理解し、「ヒトの体内での消化活動」についてを押さえておきましょう。

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