衛生管理者【労働生理】『体温』過去問の出題傾向を徹底分析!

衛生管理者科目、労働生理の体温の項目について解説 衛生管理者

体温調節のしくみについて問題が出るの?

恒常性?不感蒸泄?って読み方すらわからないよ~

 

このような疑問にお答えしていきます。

 

本記事の内容
  • 体温調節のしくみについて
  • 恒常性(こうじょうせい)「別名:ホメオスタシス」
  • 体温調節の方法
  • 発汗(はっかん)と不感蒸泄(ふかんじょうせつ)

こんにちは。

この記事を書いている かとひで です。

私はこんなひと。

<span class="bold">かとひで</span>
かとひで
  • 1975年生まれ、高卒
  • 第1種衛生管理者を一発合格
  • 製造業で安全衛生に携わること15年
  • 現役の衛生管理者

私がどうやって第1種衛生管理者に一発合格できたのかを含めて、労働生理『体温』についてを本記事でしっかり解説していきますので、最後までじっくりと読んでみてください。

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衛生管理者【労働生理】『体温』過去問の出題傾向を徹底分析!

衛生管理者【労働生理】『体温』の温度計画像

過去出題傾向:

主に、ヒトの体温調節のしくみについての問題です。

季節によっての気温の変化に対応するために、ヒトの体がどのように体温調節するかのしくみの問題が出題されています。

注意点として、暑いとき・寒いときの皮膚の血管の収縮と拡張体内部の血流量の増減に関しては、混同しないようにしておきましょう。

恒常性(こうじょうせい)や不感蒸泄(ふかんじょうせつ)などの普段聞きなれない用語もあります。

頻度的にも多いので、しっかり押さえておきましょう!

<問題>

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。

(2)暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。

(3)体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。

(4)体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散とのバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。

○(5)熱の放散は、放射(ふく射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄によるものがある。

労働生理【体温】 
公表問題 令和2年上期  問43

解答:(5)

解説:

  1. 「✖」寒冷な環境では、皮膚の血管が【収縮】して血流量を減らし、血液から熱が逃げる量を減らす
  2. 「✖」暑熱な環境においては、体内の代謝活動を【抑制】し、熱の産生量を減らす
  3. 「✖」外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを【生体恒常性(ホメオスタシス)】という
  4. 「✖」体温調節中枢は、【間脳】の視床下部にある
  5. 」正しい

過去問:R2上、H30下、H29上下、H28下

労働生理の【体温】「体温調節のしくみ」

労働生理の【体温】「体温調節のしくみ」

寒いとき(寒冷)には血管が収縮し、暑いとき(高温)には血管が拡張します。

  • 寒冷にさらされると体温が正常より下がる
  • 皮膚の血管が収縮し、血流量を減らし体温の低下を防ぐ
  • 体内の代謝活動は高ぶらせて、熱の産生を増やす
  • 高温にさらされると体温が正常より上がる
  • 皮膚の血管が拡張し、血流量を増加させて放熱する
  • 発汗によって体温を下げる
  • 体内の代謝活動を抑制し、熱の産生を減らす

 

ヒトの体は外部環境に適合するために、体内で体温調節しています。

寒いとき、暑いときの体の変化について、そのしくみをもう一度おさらいしておいてください。

  • 寒冷時 ➡ 皮膚の血管は収縮するが、体内は熱量を増やす
  • 高温時 ➡ 皮膚の血管は拡張するが、体内は熱量を減らす

労働生理の【体温】「恒常性(ホメオスタシス)」

労働生理の【体温】「恒常性(ホメオスタシス)」

恒常性(こうじょうせい)とは、生物が外部環境の変化に対応する性質の一つ。

外部環境が変化しても、体の内部の状態を一定に保とうとする性質をいう。

恒常性
  • ホメオスタシスともいう
  • 神経系と内分泌系によって調整

労働生理の【体温】「体温調節の方法」

労働生理の【体温】「体温調節の方法」

体温調節とは、産熱と放熱のバランスを維持することをいう。

体温調節
  • 体温調節の中枢は間脳の視床下部
  • 産熱と放熱のバランスを維持

産熱(さんねつ)とは、「熱を産み出す」ということなので、生物が摂取した栄養素の酸化や分解などの化学的反応で発生する。

放熱
  • 放射(ふく射)や伝導
  • 蒸発(発汗、不感蒸泄)などの物理的過程で行われる

労働生理の【体温】「発汗と不感蒸泄」

労働生理の【体温】「発汗と不感蒸泄」

外部環境が暑いとき(高温)には、生物は体の内部の状態を一定に保つため、放熱をする。

放熱の種類には、発汗(はっかん)と不感蒸泄(ふかんじょうせつ)がある。

・発汗により、体の表面から汗が蒸発するので、気化熱が奪われるために体温が下がるしくみである。

発汗が著しい場合には、塩分も減少するので、水分だけを補給すると血液中の塩分濃度が低下し、けいれんを引き起こす恐れがある。

発汗
  • 体重70㎏場合、100gの発汗 ➡ 体温は1℃下がる
  • 体内の熱を放散する温熱性発汗と、精神的感動や緊張による精神性発汗がある
  • 労働時には温熱性発汗と、精神性発汗の両方が現れる
  • 発汗が著しい場合には、塩分も摂取しないとけいれんを起こす恐れあり

 

不感蒸泄に伴う放熱は、全放熱量の25%を占めるといわれている。

不感蒸泄
  • 発汗していないが、体から水分が蒸発していること
  • 1日約850ℊ
  • 皮膚や呼吸器から蒸発

衛生管理者【労働生理】『体温』まとめ

労働生理『体温』まとめ
  • 体温調節のしくみについて
  • 恒常性(こうじょうせい)「別名:ホメオスタシス」
  • 体温調節の方法
  • 発汗(はっかん)と不感蒸泄(ふかんじょうせつ)

労働生理の体温の項目については、外部環境に適合するように、ヒトの体がどのように体温調節するかのしくみの問題が出題されています。

  • 寒冷時 ➡ 皮膚の血管は収縮するが、体内は熱量を増やす
  • 高温時 ➡ 皮膚の血管は拡張するが、体内は熱量を減らす

寒いときは産熱をし、暑いときは汗をかいて放熱をします。

これらの体温調節のしくみを過去問を繰り返して、理解していきましょう。

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