
衛生管理者試験の労働衛生ってどんな問題が出るの?
有害業務以外ってどういう項目なの?
よく出る問題ってどれ?
このような質問にお答えしていきます。
- 労働衛生「有害業務以外」について
- 作業環境
- 救急処置
- 管理等
- 労働衛生の「有害業務以外」からは、最頻出項目は3つ
こんにちは。
この記事を書いている かとひで です。
私はこんなひと。

- 高卒、1975年生まれ
- 第1種衛生管理者を一発合格
- 製造業で安全衛生に携わること15年
- 現役の衛生管理者
衛生管理者の試験は5科目もあり、勉強する範囲が非常に広いです。広すぎるとどこから勉強すれば良いのか、どれが最重要なのか迷っているうちに時間ばかりが過ぎてしまいます。
効率的な勉強で最短合格を目指すために役立つ情報をお届けします。この記事では、労働衛生の有害業務に係るもの以外の出題傾向をまとめています。
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衛生管理者の試験科目 よく出る労働衛生「有害業務以外」の出題傾向

第1種衛生管理者の試験科目は5科目あります。
5科目の中に労働衛生という科目があり、さらに有害業務と有害業務以外とに分かれています。
有害業務とは、危険な業務及び安全、衛生又は福祉に有害な場所における業務の総称。
※労働基準法等の労働法令に規定されている。
この記事では、有害業務に係るもの以外の項目の中で、最も出題が多いものをまとめて説明しています。
- どこから手を付けていいのかわからない
- 取っ付きやすいものから始めたい
- 出題が多いものから取り組みたい
- 勉強方法がまったくわからない
- 時間がないので、効率的に勉強したい
【作業環境】衛生管理者の試験科目 労働衛生「有害業務以外」
- 情報機器(VDT)作業
- 腰痛予防対策
- メンタルヘルスケア
仕事をする上で作業環境を考えることは非常に大切です。
労働条件や労働環境、人間関係をテーマとした出題項目としては以下の3項目です。
- 情報機器(VDT)作業 ➡主にパソコン作業においての作業環境について
- 腰痛予防対策 ➡重量物の持ち運び方や、作業条件について
- メンタルヘルスケア ➡さまざまな労働環境への対応について
【救急処置】衛生管理者の試験科目 労働衛生「有害業務以外」
- やけど・熱傷
- 骨折
- 出血・止血
- 食中毒
- 一次救命処置
労働衛生の救急処置とは、作業現場での事故や災害時での傷病者を救助する方法などを指している。
専門医または救急隊員に引き継ぐまでの救命処置及び応急手当の内容が出題される。
出題範囲は広いが、一般的な知識があれば解答できる問題も多い。
しかし、少し踏み込んだ内容や、めったに扱うことのない一次救命処置(AED)の取り扱い方や手順も出題されており、出題頻度も高い。
昨今の大雨災害や地震災害に対しての知識としても有効である。
- やけど・熱傷 ➡ やけどの重症度分類と応急手当
- 骨折 ➡ 単純・複雑骨折など
- 出血・止血 ➡ 出血と止血の方法について
- 食中毒 ➡ 食中毒と原因物質について
- 一次救命処置 ➡ 一次救命処置の手順とAEDの取り扱い方法
【管理等】衛生管理者の試験科目 労働衛生「有害業務以外」
- 健康測定・健康増進対策
- 脳血管障害・虚血性心疾患
- BMI・メタボリックシンドローム
労働衛生の有害業務に係るもの以外において、「管理等」は労働者の健康管理についての出題内容が中心である。
健康測定とは、労働者が質の高い仕事のために実施するものであり、労働者への健康指導に使用する情報が目的である。
健康診断とは目的が異なることを理解する必要がある。
喫煙と生活習慣病についての出題も頻度が高く、喫煙場所の条件設定や、かたよった生活の積み重ねによっての脳血管障害・虚血性心疾患が挙げられている。
生活習慣病は、企業の労働力にも多大な影響を及ぼすので、企業側としても問題視している。
衛生管理者としても、健康診断などでBMIの数値を把握し、労働力の低下を防ぐ対策が求められる。
- 健康測定・健康増進対策 ➡ 健康測定の内容、健康診断との違い
- 脳血管障害・虚血性心疾患 ➡ 脳の血管疾患と、心筋疾患
- BMI・メタボリックシンドローム ➡ 肥満の程度について
衛生管理者の試験科目 労働衛生「有害業務以外」は、最頻出は3つ

衛生管理者の試験科目の一つである、労働衛生「有害業務以外」での出題傾向から分析した、試験によく出る大分類の3つの項目を挙げて、頻度が高く、重要ポイントをまとめています。
- 作業環境
- 救急処置
- 管理等
労働者の衛生面を中心とした、出題範囲になっています。
日常的な生活面で気を付けるべき健康面、仕事場で起きてしまった事故の対処方法なども多く含まれており、5科目の中でも身近な内容になっており、比較的学習を進めやすい試験科目です。
ですので、労働生理の次に勉強を取り組む試験科目としてもおすすめです。
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